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Aちゃん効果があったみたいやね、と3人でご飯を食べた後、私の耳元で言ってセンラさんは帰って行った。
たしかにあの後、坂田くんはいつも通りに戻っていて、私もひと安心。
彼が不機嫌だった理由は未だに分からないけど。


坂田「聞きたいことあんねんけど、」


ご丁寧に片付けまでしてくださったセンラさんを見送った後、夕飯の残りを保存用にパッキングしてリビングに戻ると、一足先に戻っていた坂田くんは少しいつもと違う雰囲気。


A「聞きたいこと?」

坂田「ちょっとここ座って。」


ソファーに座る彼の隣に促され、言われた通りに座る。
ふわりと笑った彼の表情がとても好きで、ぽかぽかと心が暖かくなる感覚。
彼のファンの子たちはきっと、こういうところに魅了されているんだろうな。
うん、すごくわかる。


坂田「A、最近ライブ来てくれるやんか、」

A「うん、」

坂田「正直、どう思う?」

A「え、っ?」


突然問われたそれは、あまりにも抽象的なもので。
どう思う、って何に対してというのか。
歌い手さんとしての活動そもそもの話なのか、ライブのことなのか、それとも坂田くんのことについてなのか。
とりあえず、坂田くんの表情が心なしか不安げに見えて。


A「素敵だと、思うよ?」


まずは私もざっくりと返してみる。
話してみればきっと、質問の意図もわかるはず。


A「キラキラしててかっこいいし、見てる子たちも本当に楽しそうだもん。」

坂田「…Aは、どうなん?」


次の問もこれまた抽象的というかなんというか、、
少なからず、私がどう感じているのか、と言いたいんだろう。


A「私もいつもすっごく楽しんでるよ。坂田くんが楽しんでるのも伝わってくるし、センラさん達と笑ってるのも見てて嬉しい。」


これは私の本音。
幼なじみとして一緒にいた私たちは、小さい頃こそ友達たちと一緒に遊んだりしていたけど、中高生となればそんなことも極端に減った。
だから、彼が友達と楽しそうにしているのも、なんならあんなに幸せそうに笑ってるのもなかなか見れる機会がない。
私の前では、自然体というかなんというか、あんな感じだし、、

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設定タグ:歌い手 , USSS , 幼なじみ   
作品ジャンル:恋愛
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飴玉(プロフ) - 続き気になります!応援してます! (2019年12月7日 0時) (レス) id: 8c5a0e2b14 (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - 、さん» 設定を誤っておりました。申し訳ございません。修正しました、ご指摘ありがとうございます。 (2019年11月30日 21時) (レス) id: 4b7f932ad4 (このIDを非表示/違反報告)
- オリジナルフラグというものをちゃんと外して下さい (2019年11月30日 21時) (レス) id: da04285dd4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のの | 作成日時:2019年11月30日 20時

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