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A「なんかね、付き合うときは好きなのに、途中で好きがわからなくなっちゃうんだよね。ちゃんと好きだったはずなのにって自分がしんどくなって、結局別れちゃう。」
私にはやっぱり恋愛は不向きなのだろうかと、少しだけ落ち込む。
私だって、なんだかんだ好きだと思えた人としか付き合ってない。
誰とでもいいなんてそんなこと、決してない。
うらた「そんなもんじゃねえの、恋愛って。」
そう言いながら私の口の前にフォークに刺されたパンケーキを差し出す渉くん。
それを戸惑いなく口を開いて受け入れる。
あーなんか、この感じ懐かしいかも。
A「うま。…でも苦しいくらい誰かを好きになってみたいよ。」
好きだとは思えても、燃えるような恋愛とかしたことなくて、ただ穏やかに好きだなあと思えるようなものだった。
キュンとするとかよくわからない。
うらた「それはわかる。俺も同じようなもんだしな。」
A「渉くんは今彼女いないの？」
うらた「…ここ一年くらいはいない。」
少しだけ、意外だった。
渉くんが私と遊ばなくなった頃くらいから、常に彼女がいるみたいだったし。
家の近くで見かけたり、渉くんのお母さんから話を聞かされたりしてたから、知ってる。
でもね、渉くんも、好きってよくわかんないって。
小さい頃の私は、渉くんに聞けばなんでも解決するって思ってたけど、大人になった今は、悩みの種も解決策も簡単に見つからないものになってしまったみたい。
A「私たち、似た者同士だね？」
うらた「お前と一緒にするな。」
A「ええ〜？これでもまともな大人になったと思うけど！」
うらた「……まあ、それはたしかに。色々頑張ってるみたいだし。」
いまの間は何？って思いながらも、褒められた気がして少しだけ照れる。
こういうツンデレっぽいとこ、これも変わってない。
うらた「照れんな、」
A「だって嬉しいもん。」
うらた「ちょろいな、お前。」
A「な、！」
ふっ、て鼻で笑った渉くん。
それに怒った私を見て、さらにケラケラと笑いだして、ムカつくけど、久々に見たその子どもっぽい笑顔がとても好きだと思った。
その後、渉くんがいつのまにかスマートにお会計を済ましてしまってて、出すと言ったのに受け取ってくれなかった。
そしてお互いの家の前で連絡先の交換を提案され、メッセージアプリには渉くんの名前が追加された。
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飴玉(プロフ) - 続き気になります！応援してます！ (2019年12月7日 0時) (
レス) id: 8c5a0e2b14 (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - 、さん» 設定を誤っておりました。申し訳ございません。修正しました、ご指摘ありがとうございます。 (2019年11月30日 21時) (レス) id: 4b7f932ad4 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグというものをちゃんと外して下さい (2019年11月30日 21時) (レス) id: da04285dd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のの | 作成日時：2019年11月30日 20時
