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その画面に映し出されたのは坂田くんからの着信。
センラ「ええよ、出たって。」
A「すみません。」
センラさんのお言葉に甘えて、通話ボタンを押した。
A「もしもし、」
坂田『どこおるん？』
A「え？」
坂田『今、どこおるんって。』
心なしかいつもより強く聞こえる坂田くんの声。
彼の不機嫌スイッチは分からない。
たまにこんな感じになるけれど、いつも通り接していたらいつの間にかいつも通りなんてことがほとんど。
坂田『今日休み言うてたやん。』
A「そうだけど…」
坂田『家おらんし、』
どうしたものか、と困っていると目の前のセンラさんが指を立てた両手を頭へ持っていく。
鬼、のポーズ…怒ってる？ってことかな。可愛い。
ってそうじゃなくて、苦笑いを返せば理解してくれたようで、顔の前で両手を合わせてごめんね、と口パクされた。
別に、センラさんが悪い訳では無いのに。。
いえいえ、とこちらも顔の前で手をヒラヒラとすると、にっこりと笑ってくれた。
坂田『聞いとんの？』
A「あ、えっと、ごめんね？」
坂田『とりあえずはよ帰ってきて。』
A「えっ、少し待っ」
坂田「お腹空いてんねん、じゃあ。」
それだけ言われて切られた電話の画面には16:58の表示。
夕飯にしては早い時間なのに。
センラ「大丈夫やった？」
A「へへ、ごめんなさい。」
センラ「帰ってこいって？」
そうですね、と再度苦笑いしてみせると、ほんまあいつは…って呆れた様子のセンラさん。
センラ「なあなあ、坂田のこと無視してセンラとごはん行かへん？」
A「無理です無理です！」
センラ「Aちゃんは坂田に甘いんやなあ、」
A「そんなこと、」
センラ「ほな俺もAちゃんの家行ってええ？」
突然の提案に驚いてしまって、固まったものの、嫌ならええんやけど！と焦ったように言うセンラさんが可愛くて、気づけば全然大丈夫です、なんて返していた。
A「え、いや！払います！」
センラ「大丈夫やって、俺が誘ったんやし。」
A「じゃあ、、ありがとうございます、おいしかったです！」
結局、カフェはご馳走していただいてしまって、今日の夕飯は気合いを入れないとなあ、なんて思った。
センラさんも来てくれるなら、少しは坂田くんの機嫌も良くなるかも、なんで期待して。
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飴玉(プロフ) - 続き気になります！応援してます！ (2019年12月7日 0時) (
レス) id: 8c5a0e2b14 (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - 、さん» 設定を誤っておりました。申し訳ございません。修正しました、ご指摘ありがとうございます。 (2019年11月30日 21時) (レス) id: 4b7f932ad4 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグというものをちゃんと外して下さい (2019年11月30日 21時) (レス) id: da04285dd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のの | 作成日時：2019年11月30日 20時
