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志麻『家ついた?』

志麻『大丈夫?』


昨夜、私たちがタクシーに乗った後に送られてきたであろうメッセージが5件。
10数分置きに送られてきている。
そして、不在着信3件。


志麻『起きた?』

志麻『はよ見て』


今から1時間ほど前、志麻くんが起きてすぐであろう時間に、2件のメッセージとこれまた2件の不在着信。
つまり、合計12件。

なるほど、昨夜の記憶も寝る直前まではきちんとあるし、おそらくやらかしては無さそう。
それにしても志麻くんはだいぶ心配してくれているようなので、早速メッセージを返そうと文字を打ち込もうとした時、スマホが着信を知らせた。


A「もしもし、」

志麻「おはよーさん。」

A「おはよう、ございます。」

志麻「体調は?」

A「全然大丈夫だよ。」


案の定、その相手は志麻くんで、いつも通り…と見せかけて少しだけ声が低いのと、少しだけぶっきらぼうな言い方。
機嫌が良いとは、言えない。


A「昨日はごめんね。」

志麻「別にええけど、誘ったの俺やし。」

A「変なこと、言ってなかった?」

志麻「まあいつも通りちゃう?」


志麻くんが言ういつも通りって大丈夫なのか…?
でも少なからず志麻くんと飲んで記憶をなくしたり、やらかしたことはほぼないから、大丈夫ってことだろう、と再度安心した。


志麻「ていうか、何してたん。」

A「え?寝てたけど、、」


彼のやけに落ち着き払ったような声は、別の意味を持っているような気にさせる。
だからと言ってその意味というものは分からないのだけど。


志麻「…いや、そうやなくて、タクシー乗ったあと。」

A「あっ、昨日の夜?」

志麻「そう、うらたさんと。」

A「家まで送ってもらったよ?」

志麻「それだけ?」


質問の意図は分からないけど、なんだかいつもより圧を感じる。
恐らく、酔った幼なじみが自分の友人に何かやらかしていないか探りを入れてる、なんて感じだろう。
うらたさんならもし私が何かしてしまっても志麻くんに隠すだろうし。
だけど、うらたさんと話した内容もきちんと覚えているくらい、その頃にはしっかりしていたのでそんな心配は全くもってないのが事実だ。

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設定タグ:歌い手 , USSS , 幼なじみ   
作品ジャンル:恋愛
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飴玉(プロフ) - 続き気になります!応援してます! (2019年12月7日 0時) (レス) id: 8c5a0e2b14 (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - 、さん» 設定を誤っておりました。申し訳ございません。修正しました、ご指摘ありがとうございます。 (2019年11月30日 21時) (レス) id: 4b7f932ad4 (このIDを非表示/違反報告)
- オリジナルフラグというものをちゃんと外して下さい (2019年11月30日 21時) (レス) id: da04285dd4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のの | 作成日時:2019年11月30日 20時

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