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A「やっぱり、無駄なんですかね、」


この気持ちも、近くにいる時間も、何にも変わらなくて。
だけどきっと、彼は私を置いてどこかに行ってしまう。
振り向いてくれることなんてきっとないんだろう。


A「“一番”なんて言うくせに、私の気持ちなんて知らないし、ずるいと思いませんか、、」

うらた「ずるいよな、Aはすごいよ。」

A「少しくらい、私のこと見てくれてもいいのに、」

うらた「そうだよな、」

A「ほんとに、、意味わかんない、」


志麻くんといるときには抑えきれていた涙と言葉が、次々と溢れてくる。
むかつくのに、好きで好きで仕方がなくて。
散々悲しまされてきたのに、志麻くんじゃなきゃ嫌で。
そんな風に、わがままな気持ちをぶつける私の頭を、うらたさんはなでながら優しい言葉をかけ続けてくれた。
そしてその温もりに促されるように、いつの間にか意識を手放した。


ーーー

A「んん、っ、」


目を覚ますと、私はソファーの上で横になっていて、丁寧に毛布が掛けられていた。
頭痛もそんなにひどくないし、気分も悪くない。
軽い二日酔いってくらいだと思う。


A「あ、うらたさん。」


部屋を見回しても彼の姿はなく、スマホのメッセージアプリを開いてみると想像以上に多くの通知が。
なんでこんなに・・・?
なんて思いながら一番上から見ていくことにする。


うらた『おはよう。仕事だから寝てるうちに出たけど、体調どう?』

最新はうらたさん。数分前。
やっぱりもう出かけたのか、という納得とわがままに付き合わせたのに気遣ってくれる優しさを実感。

A『おはようございます!本当にお世話かけました。。ありがとうございます。おかげ様でかなり回復しました!』

感謝の気持ちを込めて返信する。
元気に走り回っている動物たちのスタンプを添えて。


A「え?」


次のメッセージを返そうとトーク一覧に戻った時、つい驚きで声が出た。
その理由は、“志麻くん”の横にある“12”の数字。
私、もしや昨日相当なことをやらかしてしまったのでは…?
これまでの人生、記憶をなくしたことはなかったのに、ついに自分もやってしまったのかもしれない、、、
冷汗が出そうになりながら、その名前をタップした。

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設定タグ:歌い手 , USSS , 幼なじみ   
作品ジャンル:恋愛
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飴玉(プロフ) - 続き気になります!応援してます! (2019年12月7日 0時) (レス) id: 8c5a0e2b14 (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - 、さん» 設定を誤っておりました。申し訳ございません。修正しました、ご指摘ありがとうございます。 (2019年11月30日 21時) (レス) id: 4b7f932ad4 (このIDを非表示/違反報告)
- オリジナルフラグというものをちゃんと外して下さい (2019年11月30日 21時) (レス) id: da04285dd4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のの | 作成日時:2019年11月30日 20時

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