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A「…いった、、」
あの後、調子に乗ってお酒をどんどんと呷った私。
そのまま居酒屋で少し眠りに落ちてしまい、志麻くんに起こされたときには激しい頭痛に見舞われていた。
お店を出るときに財布を出したけれど、俺が誘ったんやし、なんて言って再度仕舞われてしまって、抵抗する気力もなくお言葉に甘えることにした。
志麻「ほら、飲んで、」
A「ありがとう。」
ちょっと待っとって、と言われたタクシー乗り場のベンチでおとなしく待っていると、買ってきてくれたのであろう水を差しだす志麻くん。
それをありがたく受け取って、一気に流し込む。
あー、、冷たい。
幾分か、気分が良くなっていく気がする中で、顔を出すのは志麻くんへの申し訳なさ。
こうして何度も、迷惑をかけてしまってきた。
だからきっと、志麻くんの言う“一番”は特別な意味を持たないんだろう。
志麻「落ち着いたら帰るで、家まで送る。」
そう言ってタクシーを捕まえようとする彼。
私と志麻くんの家は現在地から反対方向で、そこまでお世話をかけるわけにはいかない。
A「いや、大丈夫！一人で帰れるから！」
志麻「さすがにそんな状態で一人で帰せんわ。」
A「大丈夫だって、ほら！」
もう大丈夫だと、ベンチから勢いよく立ち上がって見せる。
それと同時にふらっとバランスを崩してしまったけど、志麻くんによって倒れるのは免れた。
志麻「だから言うたやん。」
A「今のはたまたま、」
「まーしぃ？、、と、A？」
再度大丈夫と訴えて、志麻くんから離れようとしている時、よく知った声が聞こえた。
A「うらたさん！」
うらた「なにしてんの？」
私たちを見て不思議そうな表情をしているのは、うらたぬきことうらたさん。
志麻くんの友達で仕事仲間とでも言うべきだろうか。
志麻くんを通じて知り合って、なぜか私の気持ちを見透かしたうらたさんには、これまで相談や愚痴をたくさん聞いてもらってきた。
うらた「ああ、じゃあ俺が送ってくよ。」
志麻くんが状況を説明したらしく、それを聞いたうらたさんの一言。
たしかに、うらたさんの家は私と方向が同じだし、なによりこれ以上志麻くんに迷惑をかけたくない私としては都合がいい。
志麻「ええよ、うらたさんに迷惑かけれんし。」
うらた「別に迷惑とか思わないけど。ちょうど帰るとこだし。」
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飴玉(プロフ) - 続き気になります！応援してます！ (2019年12月7日 0時) (
レス) id: 8c5a0e2b14 (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - 、さん» 設定を誤っておりました。申し訳ございません。修正しました、ご指摘ありがとうございます。 (2019年11月30日 21時) (レス) id: 4b7f932ad4 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグというものをちゃんと外して下さい (2019年11月30日 21時) (レス) id: da04285dd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のの | 作成日時：2019年11月30日 20時
