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ここにきて約2週間がたった。
わかったことは水曜日の夜は3人とも部屋に引こもる。
だいたい1時間くらいしたら部屋から出てくる。
ちなみに、めいちゃん、あらきさんの順番で、めいちゃんの次になるせさんが一瞬だけドアを開けて私がいないか確認する。
まぁ...毎回居るからすぐに戻っちゃうけど。
そして明日がその水曜日だ。
どうしたものか...
そんなことを考えていると、ぽちぎが足に顔をスリスリしてくる。
『……かわいいね』
そんなことを呟きながらぽちぎの頭を撫でた。
…外にでも出ようかな。2人の邪魔にもならないだろうし。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
連絡もしずにそと来ちゃったけど…まぁ、いいか。1時間以内に戻ってこればいいでしょ。
外にいたおばさん1「まぁ…!あそこのお家、またお手伝いさんを呼んだのね。」
外にいたおばさん2「あそこのお手伝いさん、すぐに辞めていくんですって」
1「あらまぁ……あの子も可哀想ね。」
なんて、わざと私に聞こえるようにはなすおばさんたち。
……そんな人達じゃない気がするけどなぁ。まぁ私もよく知らないしな。
そんなことを考えながら近くにある自動販売機まで歩いた。
『秋だけど、夜になるとちょっと寒いなぁ…』
お金を入れてピッとボタンを押すと、ガコンッと音を立てて缶のコンポタージュが出てくる
『コンポタあったか……。あっ、外出てからどのくらい時間たったかな…』
………スマホがない。
まさかスマホを忘れるとは…、、
『ま、早く帰ればなんともないない!!』
あのおばさんたちに会わないように、少しだけ道を変えて家に帰った。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ガチャッ
『えっ…』
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作者名:ねこみや | 作成日時:2023年12月25日 20時