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〜 あらき side 〜
あ「よし、もうすぐだな...」
ガチャッっとドアの開く音がした。
『ん...?なんかいい匂いする...』
あ「あ、おはようございます。」
『えっ、あらきさん?!朝ごはん...なんで?!』
あ「昨日色々とご迷惑をおかけしましたし...」
『えぇ...そんなのいいのに...でもありがとうございます!!』
あ「あ、そうだこれ、お詫びに買ってきたものなんですけど...」
『えっ、量多っ?!こんなたくさんさすがにいただけないですよ...!!』
あ「貰ってください!なるせのことも任せてしまって...」
『じゃあ...ありがたく頂戴しますね!』
と、にこっと笑う彼女を見て思わず口角が上がる。
あ「フレンチトースト、作ったんですけど食べますか?」
『こんな匂いさせておいて食べるなって言われる方が無理ですよ!!』
あ「よかった笑」
2人でフレンチトーストを食べ終えて、彼女のヘアアレンジもした。
『悪いですよ...!』
と言いつつ俺の言われるがままに椅子に座る彼女が可愛いと思ったりもして。
そのまま彼女の髪をいじりながら、他愛のない話をした。
2人でゆっくり話すこの朝の時間が好きだなぁなんて思ったり。
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作者名:ねこみや | 作成日時:2023年12月25日 20時