12. ページ13
隣でパイシチューをつつくめいちゃんをみながらぼーっとする。
め「そんなに見つめられたら俺、穴空いちゃいそう」
『あぁ...ごめん...』
ここに来て1ヶ月経ったのに.....なるせさんと仲良くできていない。
なんなら私の自販機騒動(6〜10話くらい)によって最初の状態よりもっと悪くなった。
あ「どうせなるせのことでしょ笑」
『んなっ?!』
なんでわかる?!?!あらきさんってエスパーだったりする?
め「まぁ...部屋から出てこないのも心配だよね...、でも少し経ったらまた出てくると思うよ。」
慰められたな...完全に。
『...ちょっと外の空気吸ってきます。』
め「なら俺m...」
あ「うん、行ってらっしゃい」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
〜 めいちゃん side 〜
笑顔で出された今日の夜ご飯はパイシチューだった。
昼の事で悩んでなさそうでよかったって安心した。
.......でも!!さっきから俺の方見てずーーっとボーってしてます。
め「そんなに見つめられたら俺、穴空いちゃいそう」
『あぁ...ごめん...』
と言いながらまた同じ方向を向いてぼーっとする。
また悩み事だろうか。心配になるな。
あ「どうせなるせのことでしょ笑」
『んなっ?!』
と反応する彼女はどうやら図星だったみたいで“なるせのこと”と聞くと自然と納得してしまう自分がいた。
め「まぁ...部屋から出てこないのも心配だよね...、でも少し経ったらまた出てくると思うよ。」
と、元気づけるつもりだったけれど、彼女はまたうーん、、と悩み始めた。失敗...したな。相談に乗ってあげたいのに、上手く言葉をかけてあげられない。
『...ちょっと外の空気吸ってきます。』
チャンスだと思った。彼女の悩んでいる顔を見ていると、頼って欲しくてどうしようもなくなる。まるで家族みたいに。
め「なら俺m...」
なら俺も行くよ。と言うつもりが、あらきさんから後ろから手を引かれ、
あ「うん、行ってらっしゃい」
と俺の言葉をもみ消すように言った。
.....ほんと、俺って頼りないな。
━━━━━━━━━━━━━━━
こんにちは!作者です!!
お気に入りに入れてくださっている方が18人もいて、内心ビビってます笑
完全なる私の自己満のつもりだったので、お気に入りに追加してもらえてめちゃくちゃ嬉しいです...!
小説とか描くの初めてで、どこで空間とか開けたらいいのかわかってなくて...もし読みづらかったら遠慮なく教えて貰えると助かります!!
さて、お邪魔な作者はここら辺で!!👋🏻
88人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ねこみや | 作成日時:2023年12月25日 20時