片思いのふたり〜ネット界のスーパースターとFANTASTICSのパフォーマーは幼なじみだった件〜【澤本夏輝】

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『あ、ありがとうございます。』
リ｢お隣だし、これからよろしくお願いしますね！あ！もし良かったらなんですけど、今日ランチ一緒にどうですか？…嫌だったらいいんです…けど…｣

なんて上目遣いをしてくる彼女
こんな可愛い人に誘われたら…
『い、いえ！ぜひご一緒したいです！』
行くしかないよねっ！

リ｢よかったぁ…。急に誘ったから嫌かなとか思ったけど…楽しみです！｣
ぱあっと顔が明るくなって、鼻歌交じりで｢嬉しいなぁ…楽しみだなぁ…｣という彼女。

いや…
可愛すぎんか？

こんなん、私が男ならすぐ落ちてるよ。

なんて思いながら、デスク周りの整理を始める。







〜昼休み〜

近くのイタリアンのお店に来た私たち。
地元にいた時も飲食店はあったけど…こんなオシャレなイタリアンは無かったなぁ。
東京ってすごい…
なんて思っていると

リ｢急に誘ったりしてごめんなさい。驚かせちゃいましたよね？｣

『いえ！驚きはしましたが、嬉しかったです。自分からお誘いできるタイプでは無いので…』
陰キャなんでね！

リ｢確かに…なんて言うかAさんて…クールビューティって感じだから…誰にでもいい顔するとか…そういうタイプではなさそうって言う勝手なイメージだけど…そんな感じがします！｣
『私って…クールビューティなんですか？笑』
リ｢雰囲気だと！｣
『あはははは。』

ただ陰キャでコミュ障なだけなのに、クールビューティだなんて言われたので思わず笑ってしまった。

『クールビューティだなんて、言葉が良過ぎますよ笑 ただのコミュ障陰キャなので…しかもビューティーでは無いと思います…』

せっかくいい雰囲気なのに
たまにこう言う自虐で壊しちゃう時ある。
私の悪い癖。

なんて思っていたら

リ｢そんなことないですよ！！Aさんは、本当に綺麗なんですから！まさにクールビューティーという言葉が似合います！一目見た時から思ってましたから！｣

と、熱弁してくれた。

そんなに褒めてもらったことないから嬉しかった。
しかもこんな可愛い人に。

『あ、ありがとうございます…』
リ｢す、すみません。つい、熱くなっちゃって…でも、Aさんを見た時…天女か女神が降りてきたのかと思っちゃいましたよ…｣
『え？それは言い過ぎですって笑』
リ｢ほんとですって！笑｣
｢｢うふふふふ。｣｣

気づけば、笑い合いながら話していた。

初日なのに木本さんとはすぐに仲良くなれた。

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