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ピントが合わない ページ7

❤️

「お前さ……」

そう声をかけると以前のような笑顔ではなく少し悲しそうな顔をさせる彼女。その意味が分からずに、なんでそんな顔すんだよなんて思ってた。

「何。なんで泣きそうになってんの」
「な、って。ないよ」
「は?嘘つくなよ」


口元を隠す時は彼女が嘘をつく時だなんて知っていた。





🩷

「……」

意地を張ってしまった。僕は悪くないからと彼女に謝ることが出来なかった。しょうもないちっぽけなプライドのせいだ。

「……、」
「何。今僕忙しいんだけど。……夜景なら終わってから……」
「……もういいよ、夜景なんて」


『期待してない』そんな言葉が余計に僕らを遠ざけた。





🩵

「ね、話さなきゃわかんないよ……っ」

離れているからこそ早く解決をしたくて彼女に詰め寄った。それが彼女からしたらきっと息苦しいものだったんだと思う。

「今更、何を聞いてくれるって言うの」
「なにって、全部……」
「なにもわかってないくせに」


1番の理解者になりたかったんだ、僕は。





💛

「もうっ、ほっといてよ……!!」

彼女から言われたその言葉。突き放されるようなその言葉に、あぁ、俺はもうこの子とはやって行けないんじゃないかと思ってしまった。

「……わかったよ」
「っ、……分かったって何がっ」
「好きにすれば?」


離れることで余計に彼女の事が分からなくなった。





💚

「……何怒ってんの」

あれから不機嫌になることが多くなった彼女。笑顔なんてなくていつも怒ったような顔して、それがオレと一緒に居て不満みたいに見えた。

「別に怒ってない」
「怒ってんじゃん」
「……。だから、怒ってないって……っ」


じゃあなんで、いつもみたいに笑ってくんないのさ。

さよならは音も立てずに→←チクチク



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える - あ、大好きな予感… (3月18日 21時) (レス) @page1 id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Stellar | 作成日時:2024年3月18日 19時

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