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「いや、……なんか安心したらほっとしたっていうか」
「そまちゃでもそんなふうになることあるんだ!」
「俺をなんだと思ってるの?」
「えー?」
くすくすまた笑う。
少しおちょくられているということはわかっているのに、彼女が幸せそうならそれでいいと思ってしまった。
甘いな、俺も。
「あと、そまちゃ勘違いしてる」
「勘違い??」
心当たりが無さすぎて頭にクエスチョンが浮かんでしまう。
何か間違った解釈をしてしまったのだろうか。
「うん。……あの日会ってた人は彼氏でもなんでもなくて、ただの先輩」
「でも、好きなんじゃ、」
「私が行く大学通ってて、それで色々教えて貰ってたの」
「え」
「それに、あの人女の人だし」
彼女の言葉が理解できなくて1度フリーズしてしまう。
まってまってまって。
え、大学生で?
学校のこと色々聞いてて?
……で。
「おんな?」
「うん。女の子だよ。ボーイッシュな女の子。『王子』って呼ばれてる」
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作者名:Stellar | 作成日時:2024年3月4日 22時