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04 : 俺は部外者 ページ11
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「……だからーっ! 一人暮らしの家具くらい好きなの買ったっていいじゃん!」
「部屋余ってるんだから私の荷物置いててもいいでしょ!?」
夕食を済ませ、少し居眠りをしてしまった後、彼女の声で目が覚めた。
春から大学で一人暮らしをすることが決まっている彼女と両親との会話が聞こえる。
「お金……って。……別にいーじゃん。大学になったら私バイトするつもりだし……!」
「その時返せばなんの問題もないでしょ?」
新しいもの好きの彼女と初めに必要なものは家から持って行ったほうがいいという両親。どちらの意見も正しい分、ここからは感情や経済的な面の話になるだろう。
「あー……、」
「! そまちゃ……、」
俺が声をかけた時、皆がその場を空気を変えるのがわかった。俺はここの正式な家族では無いから、仲間外れにされるのは仕方ない。
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作者名:Stellar | 作成日時:2024年3月4日 22時