無口な女優のそれから？それから？〜第5章〜

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　「じゃあインタビュー前半戦は終了で一旦ライブ会場にお返しします。白世界！サプライズ全然俺気づくし？って言ってたけど、全然気づく気配も何もなかった、最高のサプライズだろ？」


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　「「ﾜｰｰｰｰｰｰｰﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ」」

　白世界「え？？え！？どゆこと？」

　S「はいはい。初めまして。動画内でカメラマンやってましたSです。諸事情のため今は仮面で失礼します」

　白世界「え？どゆこと？くーさん来てるの？しかもえ？！」

　S「ｳﾊﾊライブは終盤。そしてまさかの中盤吹っ飛ばしてのMC時にはちょうどいいサプライズやろ？」

　白世界「どこにいるの？！」

　S「会場の皆さんと出演者の皆さんも気づかなかったです…かね？黒野さんもうこの会場にいて皆さんとライブ一緒に見てます！何なら言っていいかわかんないけど白世界より3時間も早く現場入りしてます」

　白世界「は！？まじで？」

　S「正直、あの人黒野さんぽっいなーって思った方いらっしゃいますか？手上げてみてください……まぁ黒野さん目当てで来る方いないだろうしね〜…ってお？あれ気づいていた？」

　S「よいしょっと」

　白世界「あ、気をつけてよ！？」

　S「あ！大丈夫です俺一般人なんで白を守ってください…えーっと君黒野さんのことどこにいるかなんとなくわかった？」

　「見間違いじゃないと思うのでおそらく」

　S「すげー自信だね。って君まさか黒野さんファンニキだったりする？」

　「俺なんかおこがましいですがTwitterではたまにそう言われます」

　S「え！まじで？！」

　白世界「俺のファンにもなってくれたんだよね！さっきファンサしたら避けられたしさぁ…」

　「すみません。俺は歌を聴くだけで満足ですので」

　白世界「え、わかりやすい？くーさん」

　「注意力と長年の仲があればわかるかと」

　白世界「難しいよ〜」

　S「いまこの人めちゃくちゃドヤ顔したよ笑笑」

　白世界「はぁ！？俺の方が歴長いんだけど？ヒントは？」

　S「ヒントは、今白世界が立ってるところから見えます」
　
　白世界「まじで？どこ？返事して！」

　S「えーじゃあ登場してもらいましょうかKさんこと黒野さーん！」

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾝｯ

　白世界「いやドラムロールのタイミング完璧かよ」

　S「あれ？出てこないね。全然気づかないから怒っちゃったかな？」

　
　
　
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