雰囲気詐欺が五発 ページ10
咲莉side
『やー俺のせいじゃないじゃん?』
?「いやいや、確実に咲莉が悪いね!」
『そんなカッカすんなって――まふ』
プンスカという効果音が付いているのかと思うほど、腹を立てているのはみんなご存知、まふまふ。
一応、活動者仲間だ。
『言うて、俺の歌とか別にYouTubeじゃなくても聞けんじゃん。生で』
まふまふ「それはそうだけど!僕は画面越しに推しの存在を確かめたいんだよ!
性格悪い杏とか求めてないの!」
ひっでぇ言われよう・・・。
全部録音して晒してやりてぇわ。
『へいへい、じゃあ作業すっから帰れよ』
まふまふ「やだね。」
『あ゛?なんでだよ』
筋の通らない言い分に声を荒げる。
言う通りにするつってんのに、これ以上なんかあんのかよ。
まふまふ「だって咲莉ってそらるさんと仲良いじゃん。最近、僕より仲良いとは思わない?」
『全っ然。かなは幼馴染だし。つかお前も元は、そこの繫がりからだろ』
かなと付き合いがなけりゃ、まふとも会わなかっただろう。
それはまふも同じはず。
まずまず、初対面からすっげぇガン飛ばされた気ぃするんだけど。
まふまふ「そりゃ、人の心はうつろうもんですよ?」
『そりゃ知ってるけどさ・・・、お前が言うとなんかきめぇ』
まふまふ「そ、そこまで言わなくても・・・」
『ウソウソじょーだん。俺もまふ嫌いじゃないよ』
俺的には、合鍵渡したり、活動バラしてるあたりで、信頼を表明してたつもりなんだけど。
だってかなは知らんぞ、俺が杏だって。
そんでもって自分がそらるだってバレてねぇと思ってからな。
別に教えてもいいけど、必死に隠すかなをもうしばらく見ていたい。
俺の幼馴染、可愛いだろ。
まふまふ「てことで、ゲームしましょ」
『は?お前さぁ、投稿急かしに来たんじゃねぇの?ゲームしだしたら本末転倒じゃねぇか』
まふまふ「よく考えたら、僕がいる場所で僕以外のものに熱中されるの嫌い」
『お嬢様か』
まあ、付き合ってやろう。
21人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
葉瀬@占ツクこみゅ以外停止(プロフ) - なぎさんさん» ありがとうございます!激遅更新ですが、地道で頑張っていきますので、今後も【いれいす新入り、雰囲気詐欺だろ!?】をよろしくお願いします!! (3月31日 9時) (レス) id: 4a1e6f54ad (このIDを非表示/違反報告)
なぎさん(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます!これからも更新、頑張ってください!! (3月31日 9時) (レス) @page13 id: 3e92d95cce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:葉瀬@占ツクこみゅ以外停止 | 作成日時:2023年12月29日 17時