第十七話 ページ19
「おはよう…ございます。」
ゆうくんと登校時間をずらして教室に入ると、すでにゆうくん以外のクラスメイトが集まっていた。
なに、これ…
全員が席に着いていて、何が何だかよく分からない。
「安宅さん。席に着きなさい。」
教卓に立っているのは、いつも通りれる先生…ではなく。
教頭だった。
こったろ先生と呼ばれ、いつもはふわふわと天然っぽい教頭がなんだか冷たい。
両隣にはこえ校長とくに先生が控えている。
なんで教頭が真ん中なの
「はい。」
席に着こうとすると、後ろから腕を掴まれた。
「ゆうくん…？」
「どういうことですか？」
「いいから二人とも席に着きなさい。」
どういうこと？
ハッと昨日のれる先生の言葉を思い出す。
『れるができることは全部やる。約束するわ。れるが教師を辞めることになっても。』
まさか、本当に辞めたの？
「れる先生が、教師として不適切な発言があったため、自主退職をしました。」
嘘、でしょ…？
まさか、そんな、
不適切な発言なんてあり得ない！
あんなに生徒思いな先生、他にいない。
もしかして…
チラリと後ろを振り向くと、優里亜ちゃんがニヤリと笑っていた。
「そして、この中にいじめがありました。」
すると、優里亜ちゃんの笑顔が凍りついた。
「あとで個別で話をします。いじめは許されることではありません。みなさん、自分の行動を見つめ直して、良い学校生活を送りましょう。れる先生の代わりに、くに先生が担任としてこのクラスを支えて下さります。」
れる先生は、本当に約束を守ってくれた。
もう、会えないの…？
「はい。みなさんのこのクラスの担任となります、くにです。担当教科は国語、よろしくお願いします。」
くに先生の声が、遠く聞こえる。
れる先生…
ラッキーメンバー
くに
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美鳳(プロフ) - 狐雪すぅ。さん» 全制覇ありがとうございます！狐雪すぅ。さんの『好き』に刺さったなら幸いです (4月3日 7時) (
レス) id: de23fecbd4 (このIDを非表示/違反報告)
狐雪すぅ。 - 全制覇！！まってこの小説好き…完結してからで申し訳ないですが、、マジで好きだこれ… (4月2日 20時) (レス) @page31 id: b6852b2992 (このIDを非表示/違反報告)
美鳳(プロフ) - おもちさん» 完結できたのはみなさんのおかげです。本当に、ありがとうございます……！ (3月17日 20時) (レス) id: de23fecbd4 (このIDを非表示/違反報告)
おもち - この話を見つけた時から更新されるのを待ってました！最後まで更新して下さってありがとうございます！！最後に全制覇しました！ (3月17日 20時) (レス) @page31 id: 4a650b66d8 (このIDを非表示/違反報告)
美鳳(プロフ) - Reru osi@#さん» わ、全制覇してくれたんですか？嬉しいです…！ (3月17日 16時) (レス) id: de23fecbd4 (このIDを非表示/違反報告)
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