私の名前を呼んで。【Relu】【如月ゆう】

第十三話 ページ15

翌日

「マジでふざけんなよお前」


めんどくさいことになった…

昨日、ゆうくんと一緒に帰ってた後ろを優里亜ちゃんが着いてきていたらしい。

これって……

今まで忘れていた悪夢が鮮明によみがえる。


『○ねよ』

『お前なんかが生きてていいわけ？』

『あーあ、机汚れちゃったねぇ』

『あんたにはその顔がお似合いだよ。』


ああ、もう……

考えただけで、頭が痛い


「ゆ、う、く、ん、は！優里亜と結ばれる運命なの！」

「そ、そう、ですよね」

「アンタはゆうくんに近づかないで。」


手を振り上げられて、死を覚悟した。

さようなら、私の中学校生活＿＿＿＿＿＿


「はぁ、これ、やっぱりストレス発散できるわね。」


優里亜ちゃんを、怒らせちゃった…

ゆうくんとは、距離を置こう。


「もう一度始めるとやめらんない。ねえ、もっと見せてよ、その惨めな顔。」


優里亜ちゃんは私の顎を乱暴に掴んでニタリと笑う。

私はもう、悟ってしまった。

ゆうくんと距離を置いても、きっと終わらない。

私はずっと……


「お前は、アタシの、おもちゃだよ。」

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