第十話 ページ12
「おはよう…ございます…」
蚊の鳴くような声で挨拶をしながら、教室に入る。
いつもは嫌な瞬間だけど、今日はゆうくんも一緒に登校できたからか、体が軽い。
でも……
席に着いて、ゆうくんと話している間にも、クラスメイトがちらちら私たちの方をみている。
私、また何かしたかな?
「ね、ねえ、ゆうくん…」
「ん?どうしたの?」
「なんか……見られてない?」
「んー、確かにそうかも。でも、別に悪いことしてないんだから、ゆうさんたちは気にしなくていいよ。」
確かにそうかも。
二人で話していると、またまた優里亜ちゃんが絡んできた。
「ねえねえ、これ…本当?」
優里亜は、持ち込み禁止のスマートフォンを私の机に置いた。
これ…今先生が来たら、私が疑われるんじゃ…
って、
この写真…今日の朝?
一緒に登校してきたことがバレた?
「そうだよ。ゆうさんはAちゃんが大好きで、家まで迎えに行っただけだよ。
倉木さんには何の関係もない。」
「はぁ?」
やばい…
私を挟んでバチバチにらみ合ってる優里亜ちゃんとゆうくん。
ガラッ
「おーい、何やってんねん。席につけー」
「せんせぇ!どろちゃんがスマホ持ってきてましたあ〜!」
やっぱりそう来た…
もういいよ。
また私は優里亜ちゃんのサウンドバックなんだ
「違います。これは、倉木さんのスマートフォンです。」
「ゆ、ゆうくん…?」
まあまたにらみ合う二人。
先生も早く止めて下さい…
「まあ、とりあえず放課後、安宅さんは指導室きてな。じゃあ出席確認するで」
なんで私……
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美鳳(プロフ) - 狐雪すぅ。さん» 全制覇ありがとうございます!狐雪すぅ。さんの『好き』に刺さったなら幸いです (4月3日 7時) (レス) id: de23fecbd4 (このIDを非表示/違反報告)
狐雪すぅ。 - 全制覇!!まってこの小説好き…完結してからで申し訳ないですが、、マジで好きだこれ… (4月2日 20時) (レス) @page31 id: b6852b2992 (このIDを非表示/違反報告)
美鳳(プロフ) - おもちさん» 完結できたのはみなさんのおかげです。本当に、ありがとうございます……! (3月17日 20時) (レス) id: de23fecbd4 (このIDを非表示/違反報告)
おもち - この話を見つけた時から更新されるのを待ってました!最後まで更新して下さってありがとうございます!!最後に全制覇しました! (3月17日 20時) (レス) @page31 id: 4a650b66d8 (このIDを非表示/違反報告)
美鳳(プロフ) - Reru osi@#さん» わ、全制覇してくれたんですか?嬉しいです…! (3月17日 16時) (レス) id: de23fecbd4 (このIDを非表示/違反報告)
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